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受賞作品漫画「遠く離れていても<後編>」【つたえたい訪問看護の話】
公開日:2024年7月10日
更新日:2024年7月16日
NsPaceの特別イベント「第2回 みんなの訪問看護アワード」で募集した「つたえたい訪問看護の話」。今回は、鳥居 香織さん(医療法人社団亮仁会 さくら訪問看護ステーション/栃木県)の審査員特別賞エピソード「遠く離れていても」をもとにした漫画の後編をお届けします。
※エピソードに登場する人物名等は一部仮名です。
「遠く離れていても」前回までのあらすじ 医療サービスへの拒否感があった利用者の山田優一さんは、鳥居さんの看護によって心を開き、笑顔を見せてくれるようになりました。奥様との思い出話や「娘に迷惑をかけず、自分のことは自分でしたい」というご自身の思いを教えてくれ、大事にしている百合の葉書も見せてくれました。そんな中、突然東日本大震災が起きたのです。 >>前編はこちら 受賞作品漫画「遠く離れていても<前編>」【つたえたい訪問看護の話】 |
遠く離れていても<後編>
漫画:さじろう 山形県在住のイラストレーター/グラフィックデザイナー/漫画家。都内デザイン会社を経て現在フリーランスで活動中。『ダ・ヴィンチ』『東京カレンダー』『Men’s NONNO』『SUUMO』など多数の雑誌のほか、釣り具メーカー『DAIWA』『LIFE LABEL』などのWebやYouTube、CMでもイラスト・漫画制作を手掛ける。 エピソード投稿:鳥居 香織(とりい かおる) 医療法人社団亮仁会 さくら訪問看護ステーション(栃木県) この度は、審査員特別賞をいただきありがとうございます。勤め先でも職種に関わらずみんな受賞を喜んでくれて、漫画化も楽しみにしてくれました。 いまだに「訪問看護って何?」と聞かれることもあり、このように訪問看護の事例を紹介いただける機会があることをとてもありがたく思っています。 今回エピソードを投稿しようと思ったとき、まっさきに優一さん(仮名)のお顔が浮かびました。優一さんに葉書をいただいてから10年以上経ちましたが、今でも月を見ると「あのとき優一さんが言ってくれたような私でいられているかな」と自分を振り返っています。亡くなった後も優一さんが私を支えてくれていると感じます。 これからも「お家で過ごしたい」と願う方に精一杯の手助けをしていきたいと思います。 |
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次回、「第3回 みんなの訪問看護アワード」の「つたえたい訪問看護の話」エピソードは、2024年秋から応募開始予定です。