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訪問看護の認知症ケア 学べる情報まとめ

訪問看護の認知症ケア 学べる情報まとめ

訪問看護では、認知症の利用者さん・ご家族との関わりも多いですよね。NsPaceでは、これまで認知症に関連する多くの記事やセミナーをお届けしてきました。今回は、知りたい情報にアプローチしやすいように、記事をピックアップしてご紹介。気になる記事からチェックしていただき、日々の看護に役立てていただけたら嬉しいです。

「認知症」疾患の知識を深める!

認知症という病気がもたらす事象の原因や理由を理解することで、対応が変わり、できることが増えます。利用者さん・ご家族への貢献度が上がることはもちろんのこと、日々の看護の喜びも増えるはず。ケアする側のこころの状態が相手に大きく影響するので、好循環が生まれます。

【在宅医が解説】「認知症」の知識&注意点【訪問看護師の疾患学び直し】
認知症の学び直し

認知症の鑑別、認知症以外の可能性や治る認知症を見逃さない、悪化させないなどの視点で、わかりやすく解説いただいています。

また、鑑別に役立つ「せん妄アセスメントシート」を以下記事にてご紹介しています。
ぜひご活用ください。
>>せん妄への対応【精神症状の緩和ケア】

「高齢者のうつ病の特長」などについて解説されている以下の記事もおすすめです。
>>【在宅医が解説】「うつ病」の知識&注意点【訪問看護師の疾患学び直し】

【セミナーレポート】看護師が意識したい7つのポイント -在宅で行う認知症看護-  
在宅で行う認知症看護

講師の福岡裕行さん(認知症看護認定看護師)の優しい言葉と関わりが心に染みる記事です。ポイントがわかりやすく紹介されていて、「すぐにやってみよう!」と楽しみになる内容です。後編では、「認知症患者を支えることは、その家族の心を癒すこと」という言葉が印象的。Q&Aセッションも学びが深まる内容です。あわせてお読みください。
>>セミナーレポート後編
【セミナーレポート】ご家族とのかかわり方 -在宅で行う認知症看護-

高齢者の栄養ケアマネジメント~窒息・認知症対応~【セミナーレポート後編】
高齢者の栄養ケアマネジメント~窒息・認知症対応~

高齢者の栄養管理を専門とする医師の吉田 貞夫先生にご登壇いただいたセミナーのレポート記事です。認知症の方に対しての具体的な食事支援や認知症予防につながる食事について学ぶことができます。

事例を通じてケアを磨く!

認知症のある方やそのご家族へのケアは多種多様。事例を通じて、引き出しを増やしていきましょう。

認知症のある患者さんに接するときの7か条(前編)  
認知症のある患者さんとのコミュニケーション

シリーズ「認知症患者とのコミュニケーション(全12回)」の第1弾の記事です。シリーズ第1回~2回では認知症患者さんと接するときのポイントを、第3回~12回では、「言葉による返事がない」「物盗られ妄想がある」など、ケースごとにケアのポイントを解説いただいています。実践に生かせる内容なので、興味のあるテーマから学んでみてください!

>>認知症のある患者さんとのコミュニケーションシリーズ
https://www.ns-pace.com/series/dementia-patient-communication/

自己流の介護を続ける家族への関わり【家族看護 事例】
家族看護 事例

認知症のある利用者さんのご家族は、複雑な心情や多くのストレスにさらされているからこそ、訪問看護師との関係性が難しくなってしまうこともありますよね。本記事では、「渡辺式家族アセスメント/支援モデル」を用いた事例解説を通じて、訪問看護ならではの家族看護について学ぶことができます。

認知症と義歯の関係
認知症と義歯の関係/命に寄り添う口腔ケア

認知症があると口腔ケアに難色を示されることや意思の疎通が難しい状況で効果的なケアが行えないこともありますよね。咀嚼機能が回復した事例を通して、工夫のしかたを学べる記事です。

高齢者の頭の体操10選 脳トレに期待できる効果や方法について解説
高齢者の頭の体操10選 脳トレ

脳トレや「脳トレ+運動」で、認知機能の向上、身体機能の向上が期待できます。具体的な方法と効果についてご紹介しています。利用者さんが楽しめるケアのヒントになれば幸いです。

「上手く伝えられない」に対応する!

認知症では、辛さや症状を上手く表現できないからこそ、看護師が異常を察知し、適切に評価できることが求められます。場合によっては表現通りの意味とは限らない訴えや拒否をいかに捉えられるかが重要です。利用者さんの価値観をおもんぱかるために、見識を拡げていきましょう!

悪性消化管閉塞への対応【がん身体症状の緩和ケア】
緩和ケア 悪性消化管閉塞

認知症の終末期は、症状マネジメントに苦慮しますよね。事例をとおして、悪性消化管閉塞について学びつつ、認知症の在宅看取りについてイメージを持てる記事です。

大学教授が解説!大量嘔吐でイレウスが疑われる場合のアセスメント
イレウス 訪問看護のフィジカルアセスメント

「イレウスの既往のあり、認知症が進み、自分からは訴えられない方が大量に嘔吐…。あなたはどう考えますか?」という事例とおして、フィジカルアセスメントについて学べる記事です。なお、このフィジカルアセスメントシリーズは全12回です。ほかにも『認知症のある患者さんが「転んだけど大丈夫」と話している場合』など、認知症の方の事例解説がありますので、あわせてご覧ください。

>>訪問看護のフィジカルアセスメントシリーズ
https://www.ns-pace.com/series/physical-assessment/

もしかしてネグレクト? 訪問看護師は虐待疑いにどう対応すべきか
高齢者虐待

虐待が疑われる場合、どのように行動すればよいか。状況に合わせた慎重な対応が求められ、特に認知症が疑われる場合は、判断が難しくなることもあります。このようなセンシティブな状況では、多角的な視点で考え、細心の注意を払った言動が求められます。本記事は、弁護士の外岡潤先生に解説いただいた、法律・制度を踏まえた事例解説記事です。訪問看護に発生する義務は何か?という点も含めて確認しておきましょう。

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認知症のある方は、今後もますます増加すると予測されています。地域を支える訪問看護師のサポートへの期待もさらに高まっていくでしょう。認知症のある方が幸せに生きられる社会になるヒントは、日々のケアの蓄積の中から見出されていくようにも感じます。NsPaceでは、今後も日々の学びの機会を通して、訪問看護に携わる皆さまの力になる企画を提供していきます。

執筆・編集: NsPace編集部




■「みんなの訪問看護アワード」エピソード募集中!(~2025/1/24)
第3回 みんなの訪問看護アワード2025
今回で3回目となるNsPaceの特別イベント「みんなの訪問看護アワード」では、2025年1月24日(金)17:00まで「つたえたい訪問看護の話」を募集中です! 訪問看護にかかわる方であれば、誰もが共有したいエピソードがひとつはあると思います。皆さまのエピソードをお待ちしています!

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