つたえよう、
訪問看護の
リアルな魅力を。
様々なエピソードやドラマが生まれる訪問看護現場。
日々、忙しく、現場のエピソードが日の目に見ることはないけれど、
あなたの訪問看護の話をつたえませんか?
御礼
「みんなの訪問看護アワード2023」に
たくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
心があたたまる素敵なエピソードが集まりましたので、
NsPaceウェブサイト等で順次ご紹介させていただきます。
エピソードは以下ページにて更新してまいります。
https://www.ns-pace.com/series/award2023/
awards大賞エピソード
の発表
「七夕の奇跡」
昨年7月7日、山間地域の鈴木きくよさんの訪問に、笹の枝を持っていきました。きくよさんは転倒を機にベッド上の生活となりました。認知症もあり簡単なコミュニケーションがとれるような状態でしたが、気配りが細やかで、ケアの後は必ず精一杯の笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。
その日はケアの後、持ってきた笹の葉を見せ、「今日は七夕ですよ。何か願い事を書いてみますか?」と私の持っていたノートを差し出すと、しばらく考えた後、震える手でぺンを持ちノートに『喜代子さん ありがとう』と書いてくれました。喜代子さんはいつも一生懸命に介護してくれている1人娘さんです。ケア後娘さんにノートを切って渡すと娘さんは「え?字が書けるんだね」と涙を流しました。先日老衰により自宅で亡くなられたきくよさん。
娘さんときくよさんの身体を綺麗にし、気に入っていた洋服に着替えてもらいながら、あんな事があったよね等思い出話をしていると、娘さんは「あの七夕の日は奇跡だったよね。お母さんが書いた最後の字だったし、ありがとうなんて書いてくれて…私の宝物です」と言ってくれました。私にとっても宝物のようなエピソードです。
公益社団法人山梨県看護協会
ますほ訪問看護ステーション
石井啓子さま
awards ceremony表彰式
judges特別審査員
- 公益財団法人日本訪問看護財団
常務理事 佐藤 美穂子氏 - 一般社団法人全国訪問看護事業協会
副会長 高砂 裕子氏 - 東京大学大学院医学系研究科
教授 山本 則子氏 - 東京医科歯科大学 国際健康推進医学
非常勤講師 長嶺 由衣子氏 - 医療法人社団プラタナス/株式会社メディヴァ
代表取締役 大石 佳能子氏