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2023年7月19日
2023年7月19日

LCM

英語で"Life Cycle Management"と書きます。一般的なビジネス用語としての意味と、医療業界における意味が異なるため、注意が必要です。建築業界などでも、建築物を人の一生のように捉え、その一生を通して効率化や最適化を考えるものとして重視されています。 ビジネスシーンにおいては、企業活動を行う上で活用するIT機器(PC、タブレット、ネットワーク機器)やソフトウェア、ツールを利用するために必要なライセンスなどを「IT資産」といいますが、それらを選定・調達し、導入・運用すること、その後、破棄・消去するまでの一連のサイクルをサポートするアウトソーシング(外部委託)サービスを指します。 医療においては、「医薬品・医療品を長期にわたり有効活用するため、改良を続けること」を指します。

2023年7月19日
2023年7月19日

ユーザビリティー

英語の"usability"に由来。多くの業界において使われる用語ですが、一般的に「使いやすさ」を示すものです。ただし、国際標準化機構の「ISO 9241-11」において定義されるユーザビリティーは、「特定の利用者が、ある製品を特定の目的を達成するために特定の状況で使うとして、効果的・効率的に、満足して使えるかの度合い」という、限定的な定義となっており、さまざまな業界で注視されるようになりました。そのため、ビジネスにおいては単純な「使いやすさ」という意味でなく、商品価値の判断基準のひとつと考えるのがよいでしょう。 なお、類義語として「アクセシビリティ(Accessibility)」があります。こちらは「利用しやすさ」「近づきやすさ」といった意味で使われます。

2023年7月19日
2023年7月19日

メソッド

英語で"method"と書きます。「方法・方式・やり方」という意味。ただし、ビジネスシーンにおいては単純な方法や方式でなく、「より生産性を上げる方法」という意味合いが強くなります。たとえば、PDCAサイクルやOODAループ、ベンチマーキングなどは「ビジネスメソッド」と言えるものです。また、企業が開発する学習方式にも、メソッドと呼ばれるものがあります。

2023年7月19日
2023年7月19日

ボトルネック

英語の"bottleneck"に由来。瓶の注ぎ口に向けて細くなっている部分(「首の部分」とも表現されます)を指す言葉です。液体が一度に多く出てしまわないための形状であることから、ビジネスシーンでは「一連の作業の中で、業務が停滞してしまうこと、その部分・工程・要因」などで使われるようになりました。一般的にも「〇〇がネックになっている」と言いますが、ほぼ同じ意味合いです。 いわゆる「全体の中でも問題となっているポイント」であり、全体の流れを意識して「足を引っ張っている」というニュアンスがあります。ボトルネックとなっていること・ものを改善することで、全体の流れがよくなり、本来の生産性に戻る、あるいは、さらに効率的に業務を進められるようになるでしょう。ボトルネックの発見と解決、調整を継続することで、ワークフロー(業務工程)の最適化を目指していく考え方を、「TOC(theory of constraints)理論」といいます。

2023年7月19日
2023年7月19日

ペンディング

英語で"pending"と書きます。「保留する」「未解決の」「宙ぶらりんの」といった意味があり、ビジネスシーンにおいては、実施する予定で進めていた企画や案件になにかしらの問題があり、保留することになる場合に使用します。対義語はフィックス(確定・決定)です。なお、特にIT業界で多く使われる用語です(プログラミング開発においては試作も多く、比較的多くのペンディングが発生します)。「この案件はペンディングとしましょう」「企画はペンディングにする」などの使い方をします。 日本語の「保留」や「未解決」とほぼ同じ意味でありながら、それでも英語由来の「ペンディング」が使われるのは、日本語そのままでは悪い印象が強いためと考えられています。好ましくない状況を柔らかに表現する意図があります。

2023年7月19日
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ベストプラクティス

英語で「best(最善の・最良の)practice(実践・実行・経験)」と書きます。その時点において客観的に考えた場合、最も優秀と考えられる方法や事例のこと。「最善の方法」「最適な事例」などに言い換えられますが、さらに発展して「成功事例」や「業界標準」という意味でも使われます。なお、ベンチマーキングする際には、ベストプラクティスを分析することが重要とされています。 医療業界では、「最善の対処方法」という意味で使われています。一般的には効率的な方法が重視されますが、医療や介護においてはそもそも効率だけが重視されるものではないため、「効果的」「実践的」という意味合いが強くなると考えていいでしょう。

2023年7月19日
2023年7月19日

プロパー

複数の意味があり、由来が異なる場合があるため、注意が必要な用語です。一般的には、英語の"proper"に由来するものと考えられます。意味は「本来の・正規の」といった意味になり、企業内の正社員や、新卒からの社員などを指します。中途採用の社員や出向社員などと区別するために用いられますが、定義については企業によって異なります。正社員とそれ以外を指す場合もあります。 なお、プロパーはさまざまな業界で使われており、ファッション業界では「値引きをしていない、正規の価格」のことを「プロパー価格」といいます。流通業界においても同じ意味に使われることがありますが、「プロパー商品」=「その企業のオリジナル商品」という意味で使われることもあります。また、「正規のルートで卸される商品」という意味もあります。 医療業界においては、「医療プロパー」という用語があります。これは、病院や医師に対し、商品の宣伝や販売を行う人のことですが、現在は「MR(Medical Representatives/医薬情報担当者)」と呼ばれています。なお、医療プロパーについてはドイツ語の「wissenschaftliche Propaganda(学術宣伝(員))」、いわゆる「プロパガンダ(情報戦・心理戦)」に由来するものと考えられています。

2023年7月19日
2023年7月19日

ブレスト(ブレーンストーミング)

複数のメンバーでひとつのテーマについて自由に意見を出し合い、さらに新しいアイデアを生み出していくこと。一般的な会議とは異なり、「考えが浮かんだら順次発表する」という形式を取ることで、スピーディーに多くの意見を交わすことができます。また、他者の発想を知ることで、それを利用したり、展開させたりしてより洗練された意見が出る可能性も高くなります。 ブレストは次のようなルールを意識すると、効果的に行うことができるとされています。 ・他人の意見を否定せず、あくまでも自由に発言できるようにすること ・意見の質よりは量を重視すること ・複数のアイデアを組み合わせたり、連想によって発展させたりして活用すること ・結論を出す必要はないと考えること

2023年7月19日
2023年7月19日

フィックス

英語の"fix"に由来。「修理する」「固定する」という意味ですが、日本のビジネスシーンでは「最終的に決定した」というような「確定」というニュアンスで使われることが多く、プロジェクト内における日時や場所、その他の条件が整ったときや、取引先との最終調整が完了した際に「フィックスした」という言い方をします。IT業界では「バグの修正をすること」を指し、建築業界では(建材や窓などの)「固定」の意味で使われることがあります。フィックスの対義語はペンディング(保留)です。

2023年7月19日
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ヒューリスティック

英語で"heuristic"(あるいは"Heuristics")と書きます。心理学用語で「発見的手法」という意味。「正解そのものではないが、正解に近いレベルの答えを導き出すための方法」であり、類義語に「経験則(経験的法則)」があります。 自身の経験、あるいは直感で素早く判断するのがヒューリスティックであるのに対して、時間をかけ理論的に、効率的に判断するのが「アルゴリズム(algorithm)」です。アルゴリズムは直訳で「算法・演算法」であり、ヒューリスティックの対義語です。

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