記事一覧

2023年7月19日
2023年7月19日

ケイパビリティ

英語で"Capability"と書きます。「能力」「才能」「素質」という意味。ビジネス用語としては、組織が持つ能力、強みのことを指します。コアコンピタンス(Core Competence)に似た言葉ですが、コアコンピタンスは「組織の核となる能力」であるのに対し、ケイパビリティは「組織全体の能力」を指す点で異なります。デジタル化やコロナ禍など、急速に変わりゆく環境の中でも勝ち抜いていくためにはどうしたらよいか、といった考え方が重要になり、他社との優位性ともいうべき「ケイパビリティ」が注目されるようになりました。「デジタルケイパビリティ」(デジタルに関する能力)や「ネガティブ・ケイパビリティ」(答えの出ない状況に耐える能力)など、さまざまなケイパビリティが注目、分析されています。

2023年7月19日
2023年7月19日

OODAループ

OODA(ウーダ)はそれぞれ、Observe(観察)、Orient(状況判断・方針決定)、Decide(意思決定)、Act(行動・改善)の意味。この4つの行動を繰り返すことで、状況を改善させていくという技法・概念です。PDCAサイクルの欠点を解決する性質を持ち誕生した新しい考え方ともいえます。 <<図>> PDCAサイクルはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を繰り返すため、常にPlan(計画)から再開しますが、OODAループでは計画作成(多くの時間を要する)までは行わず、状況判断・方針決定のみで行動に移すことができます。そのため、PDCAサイクルと比べてもスピーディーな展開が可能だと考えられています。

2023年7月19日
2023年7月19日

SDGs

SDGsは「エス・ディー・ジーズ」と読みます。"Sustainable Development Goals"(持続可能な開発目標)の略称。2015年9月、国連サミットで採択された、「よりよい世界を目指していこう」という国際的な目標です。2016年から2030年までの15年間に達成することを目指し、17の大きな目標と、169のターゲットを掲げています。 出典:「SDGsとは」外務省ホームページ (https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html) なお、2022年におけるSDGs達成ランキングにおいて、日本は163か国中19位となっています。 医療についてもSDGs実現に向けた取り組みは行われており、医療現場における技術改善や患者の健康を目指すことだけでなく、「医療従事者の働きやすさ」や「省エネルギー・再生可能エネルギーの活用」などについても特に注目されています。

2023年7月19日
2023年7月19日

クリティカル

英語で"critical"と書きます。「批判的な・危機的な」という意味。ビジネスシーンにおいては、「クリティカルな問題」、「クリティカルな状況」などの使い方をします。日常的に発生する問題や比較的よくある局面については、クリティカルを使いません。利益を得られずビジネスの継続が難しくなってしまうような、まさに「危機的な」場合に利用します。 医療においては「クリティカルケア」という用語が使われます。クリティカルケアは危機的な状況を迎えている患者に対して行われるケアのことです。ICU(集中治療室)やCCU(冠疾患治療室)などで治療される重症患者へのケアが該当します。現代医学が発達し、重症患者が大きな回復を見せるケースが多くみられるようになったことで、クリティカルケアの重要度は非常に高くなっています。クリティカルケアは患者に行う医療看護だけでなく、精神的なケア、社会的な問題に対するケアも含まれます。また、患者本人のみならず、その家族のケアも含めて考えるべきものとされています。

2023年7月19日
2023年7月19日

エビデンス

英語で"evidence"と書きます。意味は「証拠・根拠」。ビジネスシーンにおいては文字通りの意味ですが、「表に出す情報の裏付け・証明できるもの」のようなニュアンスを含みます。会議の議事録や写真などもエビデンスとなります。 しかし、医療業界においては、治療や薬品有効性を示すための「科学的根拠」として使われるため注意が必要です。その治療や薬品についての検証結果・臨床結果などが、信用度の高いものとして重視されるエビデンスです。

2023年7月19日
2023年7月19日

マインドセット

英語の"mindset"に由来。「その人固有の考え方やモノの見方」あるいは「好み」という意味です。ビジネスシーンにおいては、「その人が持つ思考・行動パターンの癖・思い込み」といったニュアンスを含みます。マインドセットはその人の元来の性格、育った環境、経験、時代などの影響を受けながら形成されますが、会社のような組織においても「社風」として存在すると考えられます。 自身の能力の成長を信じて行動できる人が持つ「成長マインドセット」と、能力は一定であり変化しないと考える人が持つ「硬直マインドセット」(あるいは「固定マインドセット」)の2つに分けて定義されています。企業として重視されるのは「成長マインドセット」であり、これを身に付けるためにさまざまな方法が提案されています。

2023年7月19日
2023年7月19日

コンプライアンス

英語の"compliance"に由来。(要求・命令に対する)「許諾」「追従」「順守」などの意味です。ビジネスシーンにおいては「企業・組織による法令遵守」の意味合いが強いでしょう。守るべきは国が定めた法律のみならず、社内のルールやマニュアル、社会規範や倫理なども含みます。例えば、なにかしらのハラスメント、情報漏えいといった不正行為、過度な長時間労働、不正経理などによる不祥事などが「コンプライアンス違反」にあたります。 コンプライアンス違反を防ぐためには「法令やルールを守る」という意識も必要ですが、明文化されていないものや時代によって変化するものもあるため、「そもそもなにがコンプライアンス違反になるのか」を定期的に学習する必要があります。

2023年7月19日
2023年7月19日

コンピテンシー

コンピテンシーは「コンピテンス」の一領域であるといえます。 まずは、コンピテンスから説明しましょう。「コンピテンス」は英語の"competence"に由来。一般的には「技能」「能力」「資格」という意味です。ビジネスシーンにおいては、専門知識、コミュニケーション能力、リーダーシップ、マネジメント能力など。「コンピタンス」と発音されることもあるが、意味は同じです。 「コンピテンシー」(コンピタンシー)は英語で"competency"と書きます。「優れた成果や高い業績を創出する個人の能力・行動特性」を意味します。既存社員のコンピテンシーを分析することで、「優れた成果を出す社員を産み出すにはどうすればよいか」という指針も明らかになります。 行動特性を人事の評価基準とするものを「コンピテンシー評価」といいます。その人が持つ知識やスキルで評価するのではなく、「改善意識を持っている」「新たなアイデアを出す」といった行動・取り組みの内容で評価する方法です。この評価方法は、「職務資格制度(能力評価)」や「年功序列制度」に変わる新たな評価として注目されています。

2023年7月19日
2023年7月19日

コンセンサス

英語の"consensus"に由来。「合意」「意見の一致」という意味です。ビジネスシーンにおいてもほぼ文字通りの意味で使われますが、「会社や組織などに属する複数の人の同意、総意」という意味合いがあります。一人の場合には「アグリーメント(agreement)」が適切です。 また、「コンセンサス」という場合には意見の一致や合意に至るまでの経緯、根回しも重視されます。「大きな方針転換となる点について、社内のコンセンサスを得た」「周辺住民のコンセンサスを得なければ、公園の設置は難しい」などの使い方がされます。

2023年7月19日
2023年7月19日

アサイン

英語で"assign"と書きます。一般的に(ある役職・役割に)「任命する」「割り当てる」、(ある権利・権限・責任を)「付与する」といった意味であり、ビジネスシーンにおいても同様の意味で使います。「今度のプロジェクトに〇〇さんをアサインする」「社長はリーダーとして〇〇さんをアサインした」など、「指名」であることが条件。立候補であれば「ジョイン(join)」を使います。

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