記事一覧

2023年7月19日
2023年7月19日

目標管理制度(MBO)

MBOは、"Management by Objectives"の略。組織における個人やグループに目標を設定してもらい、目標の達成度、あるいは進捗までを含めて人事評価を行うマネジメント手法のことです。組織力の強化を狙うために有効とされます。現代経営学やマネジメントの発明者として知られるピーター・ファーディナンド・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)が著書『現代の経営』にて発表した概念です。 個人やグループの目標は、上からの指示や強制でない自主的なものであることや、組織目標にリンクさせることが重要とされています。個々の努力が組織目標の成功に繋がることで、社員は「やらされている感はないが、会社に貢献できている」とポジティブに考えることができます。

2023年7月19日
2023年7月19日

コンバージョン

英語で"conversion"と書きます。一般的には「変更・転換」、建築物の「改装、改築」などの意味ですが、ビジネスシーンにおいては、業界・状況によって意味するものが異なります。 デジタルの分野では、「プログラム形式やデータ形式を変えること」を指しますが、「Webサイト運営の最終的な狙いを達成すること」という意味もあり、ユーザーによる商品やサービスの購入、イベント・セミナーなどへの申し込み、資料請求や見積りの依頼など、さまざまなコンバージョンがあります。また、生命保険における「変換権」(健康状態の追加告知や診査なしで、現在加入している保険の契約内容を変更すること・他の種類の保険に変換すること)もコンバージョンと呼びます。

2023年7月19日
2023年7月19日

ローンチ

英語の"launch"に由来。「始めること」「売り出すこと」「打ち上げること」などを意味します(launch a rocketで「ロケットを発射する」)。ビジネスシーンにおいては、新商品や新サービスの売り出すこと、新たなホームページを公開することなどを指します。類似する言葉に「リリース(release)」=「放つ・解放する」がありますが、ほぼ同義語と考えて問題ありません。現在では「情報のリリース」「新曲のリリース」など、無形のものに使われる傾向があります。

2023年7月19日
2023年7月19日

プライオリティ

英語で"priority"と書きます。「優先順位・優先度」「優先権」の意味。優先順位・優先度の場合には「プライオリティが高い/低い」「プライオリティを置く」などのいい方になり、優先権の場合には「プライオリティがある」「プライオリティを獲得する」などのいい方になります。 ビジネスシーンにおけるプライオリティ(優先順位・優先度)の明確化は、多くのタスクが存在する業務の中で、重要度や緊急性の高いタスクがどれかを判断しやすくし、より適切な働き方を可能にするものといえます。

2023年7月19日
2023年7月19日

パラダイムシフト

英語で"paradigm shift"と書きます。それまで当然と思われていた考え方や価値観が、劇的に変化することを指します。Paradigmは一般的に「模範」を意味しますが、ここでは「モノの見方・捉え方」といった意味です。shiftは「移動」、転じて「変化」の意味。 近年、さまざまな分野でパラダイムシフトが発生していますが、「スマートフォンの一般化による情報収集や伝達の加速」、「テレワークや長時間拘束の是正などによる働き方の改善」などがこれに当たると考えられます。技術革新のみに限定されず、新型コロナウイルスによって人と人との付き合い方に大きな意識の変化があったことも、パラダイムシフトのひとつといえます。 なお、企業が新技術・新商品を開発して「業界にパラダイムシフトを起こす」といった、意図的に変化を起こす意味合いでも使われます。

2023年7月19日
2023年7月19日

サステナビリティ

英語で"Sustainability"と書きます。「持続可能性」「継続する力」といった意味です。2015年に国連サミットにて採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals=SDGs)」により、世界的に注目されるようになった言葉。社会、環境、経済などのあらゆる面で、将来に渡りその機能を失うことなく継続できるものを目指していく、という概念です。また、この概念に基づくシステム、プロセス、考え方、取り組みなどには形容詞の「sustainable(サスティナブル)」=「持続可能な」が用いられます。 SDGsは、「先進国・途上国すべての国を対象に、経済・社会・環境の3つの側面のバランスがとれた社会を目指す世界共通の目標」とし(農林水産省HP「SDGsとは」より)、17のゴールと、課題ごとに設定された169の達成基準を定めています。内容は貧困・飢餓、環境問題、経済問題、ジェンダー問題など、多岐にわたります。

2023年7月19日
2023年7月19日

スキーム

英語で"scheme"と書きます。一般的には「案・計画」「図式」「枠組み・体系」といった意味があります。ただし、アメリカでは「陰謀」といったネガティブな意味を含むものとしても使われることも多いため要注意です。国内のビジネスシーンにおいては、「事業スキーム」「販売スキーム」「資金調達スキーム」など、どういったジャンルのスキームであるかを明確にして用いられる傾向があります。 似た意味を持つ言葉に「プラン」(計画)、「フレームワーク」(枠組み)などがありますが、双方とも単純な名詞として使われることが多いのに対し、スキームは「計画や枠組みを生かして継続されるもの」という印象を持って使われます。また、目標や手順、担当者などの詳細までを含めた事業計画については、「スキーム」が利用される傾向があります。

2023年7月19日
2023年7月19日

ロイヤルティ/ロイヤリティ

英語表記では、"royalty"と"loyalty"で意味が異なりますが、日本語ではどちらも「ロイヤリティ」「ロイヤルティ」と発音されることがあり、状況に応じて使い分ける必要があります。発音としてはどちらも「ロイヤルティ」に近いでしょう。 英語で"royalty"と書く場合、「特許権」や「権利の使用料」などの意味です。フランチャイズに加盟した加盟店が、フランチャイズの本部に支払うお金は"royalty"です。特に商標権や特許権などの使用料を支払わずにブランドの権利を使える場合には、「ロイヤリティフリー/ロイヤルティフリー」といいます。 英語で"loyalty"と書く場合、忠誠心や誠実さなどの意味となり、次のような使い方をします。 ・ストアロイヤルティ(ストアロイヤリティ)…消費者が「特定の店舗」の固定客になること。 ・ブランドロイヤルティ(ブランドロイヤリティ)…消費者が「特定のブランド」の固定客になること。 ・従業員ロイヤルティ(従業員ロイヤリティ)…従業員が企業に対して忠誠心を持つこと。

2023年7月19日
2023年7月19日

コアコンピタンス

英語で"Core(核となる) competence(能力)"と書きます。Coreは「核」、competenceは「能力」の意味。いわゆる「企業の得意分野」を指しますが、他社を大きく上回る能力、他に真似できない核となる能力など、単純な得意分野というだけではない「強み」という意味合いが強い言葉です。G・ハメル教授とC・K・プラハラード教授が、論文「The Core Competence of the Corporation」(ハーバードビジネスレビューに寄稿)にて定義しました。 なお、コアコンピタンスが組織の核となる能力を示すのに対し、「ケイパビリティ」(capability)は組織全体の能力や強みを示します。

2023年7月19日
2023年7月19日

PDCAサイクル

PDCAはそれぞれPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の意味。PDCAの順に繰り返し実行して循環させることで業務改善を継続的に行い、品質を高めていくという技法・概念です。「品質管理の父」といわれるコンサルタント、ウォルター・エドワーズ・デミングが提唱しました。ウォルター・エドワーズ・デミングは第二次世界大戦後、日本の経済復興のため貢献したアメリカの統計学者。PDCAサイクルは「デミングサイクル」とも呼ばれます。

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