記事一覧

2023年7月19日
2023年7月19日

QOL

英語で"Quality of life"(生活の質)と書き、「キュー・オー・エル」あるいは「クオリティ・オブ・ライフ」と読みます。患者がどのように生活しているかの状態を表す指標のひとつであり、「QOLが高い/低い」という使い方をします。福祉、教育分野などでもよく用いられるようになりました。 従来、治療を進めるにあたり重視されるのは「病気を治すこと」でしたが、治癒を最優先にすれば、投薬に伴う吐き気や脱毛などの副作用は許容すべきということにもなりかねません。また、治療以外の日常生活を二の次にせざるをえなくなる場合もあります。これを改善する考え方のひとつが、QOLの重視です。病気の治療とQOLと、双方を考慮することは、漢方の活用やリラクゼーションの導入など、より幅広いアプローチの選択にも繋がっています。

2023年7月19日
2023年7月19日

KOL

"Key Opinion Leader"(キーオピニオンリーダー)の略称。医療業界・製薬業界で発言力、販売促進力を持つ医師や専門家を指す言葉です。中国人消費者に対し、特定のジャンルにおいて商品の販売促進に影響力を持つ人を指す場合もあります。「インフルエンサー」と似ていますが、ジャンルについての専門的な知識を持ち、社会的にも信頼されている点が異なります。医療業界におけるKOLは、論文、学会、Webサイト等で情報を発信し、論調を牽引します。

2023年7月19日
2023年7月19日

穿刺

体外から血管、内臓、体腔内に針を刺し、血液や組織、細胞などを採取することです。 ・胸腔内に溜まった胸水や膿瘍などを排出する胸腔穿刺 ・腹腔内にたまった腹水などを排出する腹水穿刺 ・透析でシャント部に脱血用と返血用の針を挿入する などがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

NBM

NBMは、"narrative based medicine"の略。物語と対話に基づく医療のことです。患者が語る物語(narrative)から患者個人の背景を理解し、患者が抱える問題に対して、全人的(身体的、精神・心理的、社会的)なアプローチをしていこうとする臨床手法をいいます。近年、NBM(対話に基づいた医療)とEBM(医学的根拠に基づいた医療)は、互いに対立する概念ではなく、補い合う関係として捉えられています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

PICS(集中治療後症候群 )

PICSは、"post intensive care syndrome"の略。ICU入室中・入室後・退院後に重症患者が集中治療を受けた後に生じる身体障害・認知障害・精神障害のことです。身体障害として呼吸器系・神経筋系・運動機能・ICU-AW(ICU-acquired weakness:集中治療を受ける重症患者が急性に発症する左右対称のびまん性四肢筋力低下を呈する症候群)があります。認知機能障害として年齢に関係なく記憶障害や視空間認知などがあり、精神機能障害として、うつ・不安・PTSDなどの発症が認められています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

集中治療後症候群 (PICS)

PICSは、"post intensive care syndrome"の略。ICU入室中・入室後・退院後に重症患者が集中治療を受けた後に生じる身体障害・認知障害・精神障害のことです。身体障害として呼吸器系・神経筋系・運動機能・ICU-AW(ICU-acquired weakness:集中治療を受ける重症患者が急性に発症する左右対称のびまん性四肢筋力低下を呈する症候群)があります。認知機能障害として年齢に関係なく記憶障害や視空間認知などがあり、精神機能障害として、うつ・不安・PTSDなどの発症が認められています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年6月29日
2023年6月29日

EBM

根拠に基づく医療のことです。1991年にゴードン・ガイアットが提唱した考え方だといわれています。EBMは、ある治療法が特定の病気に安全かつ効果的なのかを確率的情報として示す検証結果であり、最良の根拠を思慮深く活用する医療のことです。研究結果やデータだけを頼りにするのではなく、「最善の根拠」「医療者の専門性(熟練・技能など)」「患者の価値観」「(個々の)患者の状態や環境」を統合して、より良い医療を目指すことを意味しています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年6月29日
2023年6月29日

ポジショニング

活動目的に合わせて姿勢や体位をとり、安楽な姿勢保持をすることです。枕やクッションなどを活用して身体と寝具の隙間を埋めたり、体圧をうまく分散させたりします。身体機能が低下し、自力での体重移動が困難な方の場合、ポジショニングをすることで褥瘡予防だけでなく、拘縮や呼吸機能低下、静脈血栓症など安静臥床に伴うさまざまな機能低下の予防に繋がります。ポジショニングによって、身体機能を維持することができれば、将来的には、ADLの向上につながる可能性もあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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