記事一覧

2023年7月19日
2023年7月19日

SAS(睡眠時無呼吸症候群)

SASは、"Sleep apnea syndrome"の略。睡眠中に無呼吸や低呼吸が頻回に出現します。頻回に無呼吸が起こることで睡眠が障害され、日中の傾眠を引き起こします。脳血管疾患による中枢性SASと上気道閉塞による閉塞性SASに大別されます。多くは閉塞性SASで、肥満や加齢、顎の小ささが原因といわれています。減量や持続陽圧呼吸療法(CPAP)で気道の閉塞を防ぐ治療が行われます。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

リザーバー付き鼻カニューラ

呼気時の酸素をためておくリザーバーが付いている鼻カニューラです。通常カニューラより最大75%(酸素流量7L/分の場合、2~2.5L/分)の酸素を節約でき、高流量でも酸素供給が柔らかく、陽圧感が軽減されます。リザーバーに負担となるため、7L/分以下の酸素流量で使用します。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

リザーバーマスク

簡易酸素マスクにリザーバーバッグとよばれる袋が付いた高流量システムの酸素投与器具です。60%以上の吸入酸素濃度(FiO₂)で吸入でき、呼気時にリザーバーバック内に酸素をためて、吸気時に配管からの酸素と合わせて吸入ができます。呼気ガス(二酸化炭素)の再吸入を防ぐため、6L/分以上に設定する必要があります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

ベンチュリーマスク

空気の流れを絞る部分をつくると、流速が増加して陰圧が生じるベンチュリー効果を用いて酸素と空気を混合し、呼吸パターンに左右されずに、24~50%の一定の吸入酸素濃度(FiO₂)を維持できるマスクのことです。設定酸素濃度ごとに推奨酸素流量が記載されたダイリュータとよばれる6種類のコマを変えて使用します。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

CO2ナルコーシス

二酸化炭素(CO₂)の蓄積によって、中枢神経系の異常を呈した状態です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に高流量酸素を投与すると、低酸素を感知する末梢化学受容体が働かず、呼吸活動が抑制されます。そうなるとCO₂が蓄積されるため、呼吸性アシドーシスになり、傾眠、昏睡などの意識障害を生じる恐れがあります。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

2023年7月19日
2023年7月19日

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、飛沫感染で気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすこともある細菌で、成人の肺炎の1/4~1/3の原因菌とされています。肺炎球菌ワクチンは、それらを予防することを目的とした不活化ワクチンで、主に65歳以上が定期接種の対象です。細菌性髄膜炎を予防する小児用肺炎球菌ワクチンも、乳幼児対象に定期接種となっています。 監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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