用語集
心肺蘇生法(CPR)
CPR(心肺蘇生法)は、呼吸または心臓、あるいはその両方が停止している場合に、救命処置として胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸を行い、自発的な血液循環および呼吸を回復させる試みや手技のことです。CPRは一次救命処置(BLS:basic life support )と二次救命処置(ACLS:advanced cardiovascular life support)に分かれます。一時救命処置は医療従事者に限らず誰でも対応が可能で、心肺停止の認知、救急要請、気道確保・人工呼吸および胸骨圧迫、AED(automated external defibrillator:自動体外式除細動器)による蘇生法を指します。AEDによる電気的除細動を心停止から5分以内に実施することで、生存率が有意に高くなります。一方、二次救命処置は医療機関で医師を含む医療従事者のチームによって行われる高度な心肺蘇生法を指します。
監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗