用語集
HBV(B型肝炎ウイルス )
HBV(B型肝炎ウイルス)は、B型肝炎を引き起こすウイルスで、血液感染または性交渉が主な感染経路です。微熱や食欲不振、全身倦怠感、嘔吐、上腹部膨満感、右季肋部痛などの症状が現れ、しばらくして30~50%の人に黄疸が生じます。ただし、小児の場合に黄疸が出る頻度は10%以下です。重症例を除いて、これらの症状は1ヵ月程度で回復します。また、成人期における感染の70〜80%は、免疫機能に異常がなければウイルスは完全に排除され、キャリア化はしないとされていますが、免疫機能が未熟な乳幼児期の感染では、90%がキャリア化するとされています。
監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗