用語集
筋攣縮
筋スパズムともいい、自分の意思とは関係なく局所的に筋肉の収縮が起こっている状態です。筋肉が痙攣し、血管を圧迫することで、虚血状態となり疼痛が生じます。発生のメカニズムとして、侵害受容器が刺激を感知し、脊髄へ電気信号を送ります。脊髄から脳へとシナプスを介して情報が伝達されていき、大脳の体性感覚野で痛みを感知します。また、同時にα運動ニューロンと交感神経節前ニューロンに作用し、痙攣を引き起こします。筋攣縮と同時に発痛物質が放散されるため痛みが生じます。
監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗