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NYHA心機能分類

NYHA心機能分類とは、身体活動による自覚症状に応じて重症度を以下のように分類したものです。

METs……安静にしている状態を1METとして、活動時に何倍のエネルギーを消費するかを示すもの
最大酸素摂取量……1分間に取り込むことができる酸素量

クラスI(身体活動能力指数 6METs以上 %最高酸素摂取量 基準値の80%以上)
身体活動に制約がなく、通常の労作で疲労感や動悸、呼吸が苦しいなどの症状が生じない

クラスII(身体活動能力指数 3.5~5.9METs %最高酸素摂取量 基準値の60~80%)
安静時には苦痛はないものの通常の身体活動によって疲労感や動悸、呼吸が苦しいなどの症状が生じる

クラスIII(身体活動能力指数 2~3.4METs %最高酸素摂取量 基準値の40~60%)
安静時に苦痛はないものの通常以下(平地を2•3歩あるく、階段を1段のぼる等)の身体活動でも疲労感や動悸、呼吸が苦しいなどの症状が乗じる

クラスIV(身体活動能力指数 1~1.9METs以下 %最高酸素摂取量 基準値の40%未満または施行不能)
安静にしていても疲労感や動悸、呼吸が苦しいなどの症状が現れ、少しでも身体活動を行うと症状が増強する

監修: とよだクリニック院長 豊田 早苗

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