【令和6年能登半島地震 被災地支援】DC-CATが看護職・ケア職を募集中(~4/30)

2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震から、約2ヵ月が経過しました。災害慢性期(発災から数ヵ月)を迎える中、深刻なインフラへの被害や医療・介護の不足等による災害関連死が増加している現状があります。こうした被害を減らすべく、被災地支援を行っているDC-CATでは、令和6年能登半島地震 被災地で支援(避難所・介護・福祉施設への支援、戸別訪問等)を行う看護職・ケア職を募集しています。期限は2024年4月30日(火)までです。

DC-CATとは?

DC-CAT(ディーシーキャット)は、Disaster Community-Care Assistance Teamの略。
被災地の県庁・基礎自治体や職能団体、各所の保健医療福祉調整本部、NPO等と連携しながら、フェイズに応じた支援提供を行う団体です。助かったいのちのその先の”生きる”を支え、災害関連死の阻止に努めます。

詳細は、以下の公式ホームページや支援参画者募集ページをご参照ください。

・公式ホームページ
Disaster Community-Care Assistance Team DC-CAT:ディーシーキャット
・DC-CAT令和6年能登半島地震 ケア支援者募集ページ
【DC-CAT】令和6年能登半島地震ケア支援者派遣について(~4/30)(Google Form)

※DC-CATは、2024年2月28日よりクラウドファンディングも実施中です。支援金は、活動に参加する専門職の移動費に充てられます。
能登半島地震|助かった命のその先の“生きる”を支える活動にご支援を

CAIDによる被災地支援に関する学習用動画も

「災害支援を考えるケアに関する研究者有志の会(CAID)」では、令和6年能登半島地震の避難所等への支援者に向けて、学習用の資料・動画を制作しています。今回の地震の特徴、能登半島の文化や風習、災害支援の基本姿勢、感染症予防や高齢者へのケアについてなど、幅広い内容を約2時間で学ぶことができます。上述のDC-CATにおいても派遣前の学習として、必須の研修ツールとして活用されています。

・CAID(災害支援を考えるケアに関する研究者有志の会)制作動画
避難所で支援する看護職・介護職のための基本動画:SONAE

訪問看護に携わる皆さまへ

コミュニティヘルス研究機構 理事長、DC-CAT代表、CAID協力者の山岸 暁美氏より、訪問看護に携わる皆さまへのメッセージもご紹介します。

DC-CAT代表の山岸です。
これまでも、災害直接死の4倍もの災害関連死が生じています。そして、この災害関連死が増えていくのは、発災後2ヵ月目以降、能登半島においては、まさにこの時期、およびこれからなのです。生活の中に災害関連死のリスクはあります。生活を支える看護・介護の専門職だからこそ、防ぎえる死なのです。
既にのべ800名ほどのDC-CATのメンバーが、輪島、穴水、志賀、七尾の避難所や高齢者施設で活動してくれています。彼らの多くが訪問看護師です。そして、いまだそのニーズが高い状態にあります。
一人ひとりの少しずつを集結し大きな力にしながら、「助かったいのちの、その先の“生きる”を支え、災害関連死を阻止する」というDC-CATの活動に、ぜひとも皆さんのお力添えをお願いいたします!

※活動内容、動画等に関するお問い合わせは、各団体事務局へお願いいたします。

DC-CAT事務局メールアドレス

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